ビッグスクーター

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ビッグスクーターについて解説

ビッグスクーターとは

スクーターと言えば、一般的には原付免許で乗れる50ccもしくは小型自動二輪免許で乗れる125cc以下の車種を指す場合がほとんどです。それに対してビックスクーターとは、普通自動二輪免許が必要な126cc以上、(401cc以上なら大型二輪輪免許)の排気量を有し、高速道路の走行が可能なスクーターということになります。

かつては「250cc以上のスクーター」がビッグスクーターであるという見方が一般的でしたが、近年では各メーカーのグローバル戦略によって150ccや200ccといった排気量の車種もお目見えするようになってきたため、それらもビッグスクーターに含めているようです。

ビッグスクーターの魅力

運転が簡単で乗車姿勢も楽、その上高速走行もできて、二人乗りも余裕でこなせるというのが、ビッグスクーターならではのメリットであり魅力と言えるでしょう。高速走行のできない125cc以下のスクーターと比べ、全長、全幅、車重、積載能力などが上回っており、シートの座面も広く、エンジンパワーにもゆとりがあります。

もちろんほとんどの車種はクラッチ操作が必要なく、アクセルのオンオフとブレーキ―操作だけで運転できるという点も見逃せません。言うまでもなく二輪AT免許が導入されたことで、より多くの層に親しまれるようになりました。

ビッグスクーターの人気の理由

ネイキッドやスポーツ系、クルーザーやデュアルパーパスといった車種群は、例えばホンダのDCT仕様車のような例外もありますが、ほとんどはクラッチ操作とギアチェンジが必要となります。操る楽しさという点では魅力ですが、不慣れな方にとっては大きな負担であるのも事実。とりわけ4輪でATしか運転経験の無い方にとっては、高いハードルと言えるでしょう。

その点、ビッグスクーターの多くはシフトチェンジが不要でアクセルのオン・オフとブレーキ操作だけで運転することができるという敷居の低さがあります。それでいて高速走行もでき2人乗りや積載性においても小型スクーターを大きく上回るというアドバンテージも。コロナ禍に伴う、密にならない移動手段を確保したいという方には、まさにうってつけのジャンルと言えるのです。

ビッグスクーターの買取傾向

買取業者への売却の際、ビッグスクーターが他のジャンルのバイクと大きく異なるポイントがあります。それはズバリ、カスタムしているものよりも、ノーマル状態の方が高値になりやすいという傾向。他のバイクジャンルとはまさに真逆の傾向ですが、コロナ禍によって密回避のための移動手段を確保したいという層には、ノーマルの方が好まれるため、このような状態となっているそうです。カスタムビッグスクーターは、そうした車輛の専門店に買取依頼するのが良いと言われています。

車種別では、年式の新しいホンダ・フォルツアやヤマハXMAX250などはもちろんですが、いわゆる「ちょい古」の2016年以前のホンダ・フォルツアやヤマハ・マジェスティ、ススキ・スカイウェイブ系などもコロナ禍の影響によって買取相場が上昇傾向。大排気量モデルではヤマハT-MAXを筆頭にホンダX-ADVやBMWのCシリーズも人気とのことです。

代表的なビッグスクーター

ホンダ フュージョン

1986年、ビッグスクーターというジャンルがまだ確立されていなかった時代に誕生し、当初はキワモノ扱いされた程でした。しかし、いわゆるビッグスクーターブームによって中古車の人気が上昇。ついには1993年、新車として再発売されることになったというエピソードが知られています。

ヤマハ マジェスティ

1990年代のビッグスクーターブームを牽引した立役者というべき存在。乗りやすさや利便性はもちろんのこと、洗練された雰囲気でおしゃれに乗ることができるデザイン性の高さによって、バイク業界全体に大きな影響を与えたほど。上記のフュージョン再販も、マジェスティ人気への対抗策という側面がありました。

スズキ スカイウェイブ650

スズキが手掛けていたスカイウェイブシリーズのフラッグシップとして、2003年に登場。当時のスクータータイプの市販車としては最大排気量でしたが、実は当初、大型二輪AT免許の排気量上限が650ccまでに制限された原因でもありました。そうした意味でも、バイク史に影響を与えた車種と言えます。

   
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