ネイキッドバイク

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ネイキッドバイクについて解説

ネイキッドバイクとは

「オートバイ」と聞いて多くの方が思い浮かべる昔ながらのスタンダードかつオーソドックスな形状の車種を指します。もともとはバイク用語ではなく、英語で「裸」を意味する言葉でしたが、カウルレスのスタイルにちなんで、この名称が定着。今ではバイクのジャンル名としてすっかり定着しています。

一般的には丸目(楕円形など変形の場合もあり)のヘッドライトにパイプバーハンドル(一部セパハンタイプもあり)、リヤサスペンションは2本式(1本式の場合もあり)というスタイルになります。ただし、ビキニカウルやスクリーンなどを装着した場合や、近年人気のストリートファイター系なども、広義でネイキッドとされる場合もあります。

ネイキッドバイクの魅力

オートバイの免許を取得する際の教習車として用いられることも多く、オートバイとして癖がなく、万人向けに乗りやすい車種であると言えます。一部に前傾姿勢を強めた車種もありますが、ネイキッドの多くは、自然な乗車姿勢で乗ることができ、ゆとりあるライディングを楽しむことができます。

カウルがないぶん、高速道路を長時間走行する際には風圧の影響を受けやすいというのが難点ですが、そうした場合には、後付けでビキニカウルやウインドスクリーンなどを装着するといったことも比較的容易に行えます。通勤通学や買い物、街乗りから長距離ツーリングまで万能的に使え、オートバイらしい飽きのこないスタイルであるという点が、ネイキッドの大きな魅力と言えるでしょう。

ネイキッドの人気の理由

オートバイという乗り物の原点であり、普遍的でオーソドックスなスタイルに仕上げられているのがネイキッド。それゆえ、飽きのこない魅力に満ちており、幅広い層のライダーから支持されやすい車種となっています。

例えば初心者ライダーであれば、自動二輪免許を取得する際の教習者として馴染みがあるので、初めて購入するバイクにネイキッドを選ぶという流れに。ベテランライダーであれば、様々な車種を乗り継ぎ、一周回ってネイキッドに回帰するというケースも多く見られます。

ただし、ひと口にネイキッドと言っても、その種類は実に多種多彩。カウルレスで丸目ヘッドライトという共通点以外は、それぞれの車種が、それぞれの個性を放っています。例えば大排気量ネイキッドの代表格であるホンダCB1300SFは、デビュー以来30年という歴史のなかで、絶えずホンダがご自慢のテクノロジーを注ぎこみ、改良・改善を繰り返しており、高性能さに磨きをかけ続けています。

一方、惜しまれながら生産終了となったヤマハSR400は、排ガス規制対応のための最小限の改良は行われたものの、キック方式のシンプルな空冷単気筒というスタイルを一貫して保ち続けました。それこそ車種の数だけこだわりがあり、カウルレスという括りだけでは語れない、実に奥の深いバイクジャンルなのです。

ネイキッドの買取傾向

老若男女幅広い層のライダーから支持される車種だけあり、コロナ禍におけるバイク価格高騰の影響を大きく受けている車種の筆頭格。なかでも、コロナ禍で「密にならない移動手段の確保」を望む初心者ライダーやブランクを経て復帰したリターンライダーのあいだで、中型ネイキッドの需要が急増。2021年の買取相場は400ccクラスで前年比154.1%、250ccクラスで前年比133.5%を記録したそうです。

車種別ではカワサキゼファーχ、ヤマハ XJR400R、スズキ GSX400インパルス、ホンダ CB400Four(NC36)といった1990年代から2000年代にかけて生産された車種が、前年比200%前後という状態。また250ccクラスではホンダホーネット250、750ccクラスではカワサキゼファー750が人気。中古車市場で元々高値となりやすいリッタークラスでは、ホンダCB1300SFやカワサキゼファー1100なども買取相場を上げているとのこと。

コロナ禍以前より歴史的名車としてプレミア価値がつき、高値で取引されていた1980年代製のカワサキ Z400FX、スズキ GS400、ホンダ CBX400Fといった車種もバイク価格高騰の影響を受け、いずれも前年比200%以上という買取相場の上昇が起きています。

代表的なネイキッドバイク

ホンダ CB400SF

1992年に初代NC31型が発売されて以来、実に30年に渡って水冷直列4気筒エンジンを搭載した400ccネイキッドを代表する車種として君臨。改良・改善も随時行われており、HYPER VTEC搭載やインジェクション化、ABS搭載などが順次行われています。

ヤマハ XJR1300

前身モデルであるXJR1200の後継車として、1300ccに排気量アップされ1998年に発売開始。大排気量の空冷直列4気筒エンジンを搭載した大柄な車体でありながら、ヤマハ車らしい軽快なハンドリング性能を実現していたことが、人気の要因となっていました。

スズキ イナズマ1200

1998年に発売開始。当時のスズキのお家芸とも言える油冷式の直列4気筒エンジンを搭載した大型ネイキッドモデルというのが最大の特徴。燃料タンクには“Inazuma”のエンブレムがあしらわれており、ブレーキにはブレンボ製キャリパーが採用されていました。

   
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