オフロードバイク

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オフロードバイクについて解説

アスファルト舗装がなされていない砂利道や林道、さらには砂地や原野などの道なき道も走破できるように設計、製造された車種を指します。一般的には軽量スリムな車体に、軽量かつ低速トルクが出しやすい単気筒エンジンを搭載。衝撃吸収性を重視したロングストロークのサスペンションと大径スポークホイールを装備し、高めの車高となっています。

オフロードバイクには、大きく分けると、公道走行不可のモトクロッサー/エンデューロレーサーと、公道走行可のトレールがあります。

オフロードの人気の理由

砂利道や林道、獣道などの非アスファルト舗装の道路や、砂地、原野といった道なき道も走っていくことができるというのが、オフロードモデルならではの魅力に尽きるでしょう。とりわけクローズドコース専用マシンであるモトクロッサー/エンデューロレーサーは、アスファルト舗装のオンロードを走ることを考慮しておらず、オフロード走行性能を極限まで高めているので、走破性はまさに段違い。

その分、入念なメンテナンスやオーバーホールが必須であり、また運搬用のトランスポーターやピックアップトラックなども必要になります。

一方、公道走行可のトレールモデルは、アスファルト舗装路での走行も考慮されており、走破性はクローズドコース専用マシンには及びませんが、ツーリング先でアスファルト舗装されていない道に遭遇しても、難なく走り抜けることができます。

また軽量スリムな車体に、低速トルク重視のエンジンは、足つき性さえクリアできれば、ストップ&ゴーの多い街中にも、実は適しています。加えて国産モデルの多くは車検不要の250cc以下が多く、入手費用も維持費も、比較的低めに抑えることができるという点も見逃せないポイントと言えるでしょう。

オフロードの買取傾向

まず一般公道不可のクローズドコース向け競技車両であるモトクロッサー/エンデューロレーサーの場合、密を避けるための移動手段には即していないため、コロナ禍によるバイク価格高騰の直接の影響は少ないのが実情。その反面、公道向けモデル以上に新車生産に遅れが生じているという側面も。また買取に際しては、一般的な買取業者よりも、個人売買や専門販売店の方が、より高値が期待できるという傾向も。

逆に公道走行向けのトレールは、コロナ禍に伴うバイク需要急増の影響大。元々維持費が低く抑えられる250ccクラスが多く、またアウトドアやソロキャンプブームという追い風も勢いに拍車をかけています。

なかでも一番人気となっているのは、惜しまれながら生産終了となったヤマハのセローシリーズ。フルサイズオフローダーでは、ホンダがCRF以前に手掛けていた空冷式XRシリーズが優れた耐久性により相場上昇傾向。

加えて、2000年前後のスカチューンブームやテレビドラマの影響で人気となったヤマハTW200も、本来のトレールモデルとしての素性や、北極点到達を成し遂げたポテンシャルの高さが、改めて再評価されており、買取相場を上昇させています。

モトクロッサー/エンデューロレーサー

モトクロッサーはクローズドのオフロードコースでのスプリントレース競技向けに製造された車両。エンデューロレーサーはオフロード版の耐久レース向けに製造された車両になります。どちらも競技向け専用車両なので、ナンバープレートの取得や公道走行は不可。後述するトレールモデルよりも高い性能を誇りますが、入念なメンテナンスやオーバーホールが必要になります。

代表的なモトクロッサー/エンデューロレーサー

ホンダ CRF450RX

登場は2014年。同じヤマハが手掛けるドラッグスターシリーズの流れを汲みながら、ネイキッドモデル的な味付けも融合し、街乗りや短距離走行でも独自の鼓動感や楽しさを味わえるように味付け。2010年代のヤマハを代表するクルーザーモデルとなっています。

ヤマハ YZ125

公道用市販車はもちろん、オンロードレーサーでもお目にかかることがなくなった2ストロークエンジンを搭載したモトクロッサー。もちろん公道走行はできませんが、2ストロークならではの鋭いレスポンスや独特のパワーフィーリングを味わうことのできる希少性を、2022年の時点でも実現しています。

トレール

オフロードモデルとしての特性は有していながら、ヘッドライトやウインカー、ブレーキランプなどを備え、ナンバープレートを取得して公道走行ができるモデル群を指します。未舗装路での走破性もモトクロッサー/エンデューロレーサーほどではありませんが、公道用市販車としては高いレベルを実現しています。

代表的なトレール

ヤマハ WR250R

2007年から2017年までラインアップされていたモデル。同じヤマハが手掛けるセローシリーズは、扱いやすく乗りやすい身近さを実現したオフロードモデルだったのに対し、こちらはある意味真逆の、限りなく競技車両に近いハイスペックに仕上げられていた公道向けオフローダーという存在でした。

カワサキ KLX230

2016年に生産終了となったKLX250以来となるカワサキの公道向けオフローダーとして、2020年に登場。軽量かつシンプルに仕上げられており、当初はインドネシア向けモデルだったものの、ユーザーの声に押され、日本国内向けの販売も開始。なお日本仕様はABSが標準装備となっています。

   
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