スクランブラー

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スクランブラーについて解説

スクランブラーとは

近年人気となっているネオレトロというバイクジャンル。古き良き時代のスタイルを再現しながら、中身の性能は現代レベルに仕上がられているというスタイルですね。そんなネオレトロブームに関連して、人気と注目度が高まっているのがスクランブラー。

古き良き時代の雰囲気の車両をベースに、ブロックパターンタイヤやアップライト方式のマフラーレイアウト、幅広のハンドルなどを装着し、オフロード走行もこなせるようにしたスタイルを指します。

スクランブラーの魅力

スクランブラーは本格的なオフロードモデルがまだ存在していなかった1960年代以前、オンロード用マシンをオフロード走行に対応できるようにカスタムしたことが由来。ちなみに英語の“Scrambler”には「よじ登る者、這いつくばって進む者」という意味があり、未舗装の坂道をぐんぐん進むことができるバイクというニュアンスからこの名称が定着したそうです。

つまりは、古き良き時代の雰囲気を楽しむことができるネオレトロの要素に加え、オンロードとオフロードの双方に対応できるアドベンチャーやデュアルパーパスモデルの要素も兼ね備えているのがスクランブラーならではの魅力と言えるのです。

スクランブラーの人気の理由

スクランブラーはまだ本格的オフロードバイクが存在していなかった時代に、オンロードマシンにオフロード走行向けカスタムを施したことが由来。それゆえ、1980年代以降はオフロードモデルの充実により、その存在が空白となっていました。

しかし、2010年代以降のネオレトロモデルの人気上昇に連動して、ジャンルとしての再評価が高まりました。ひいてはドゥカティ、BMW、トライアンフといったメーカーもスクランブラー仕様をラインアップするようになり、ジャンルとして復活を成し遂げたのです。

スクランブラーの買取傾向

ここ数年程で急激に人気が高まったジャンルゆえに、ネイキッドやビッグスクターなどの定番ジャンルと比べると、スクランブラーの中古車市場はまだまだ発展途上の段階にあるという傾向があります。

鍵となるのは、個々のバイク買取業者が、スクランブラーというジャンルに精通しているか、知識やノウハウをキチンともっているかという点。それこそ「分かっている」業者であれば高値、そうでない業者だと安く買いたたかれてしまうということが起きやすいジャンルと言えます。それゆえ他の車種以上に業者選びが重要とされており、スクランブラー系モデルの買取実績が豊富な業者に依頼することが大前提と指摘されています。

そうした事情のなか、コロナ禍のバイク需要高騰の影響を大きく受けているのが、ドゥカティのスクランブラー Sixty2。普通自動二輪免許で乗れる、ネオレトロのネイキッドとしても使えるという強みにより、2021年から2022年にかけて買取相場を大きく上昇させています。

代表的なスクランブラー

ドゥカティ スクランブラートリビュートPRO

2015年に発売開始となり、一躍人気となったドゥカティのスクランブラーシリーズ。この トリビュートPROはドゥカティが空冷Lツインエンジンを開発して50周年を記念するモデルとして登場。エンジンは先行モデルの803ccに代わり、1,079cc空冷Lツインが搭載されています。

BMW R Nine T スクランブラー

ボクサーエンジン搭載のネオレトロスタイルとして人気のR Nine Tをベースに、車名の通りスクランブラースタイルのメーカーカスタムを施した1台。マフラーはアップマウントのレイアウトになり、フロントホイールは19インチに大経化。フロントフォークはブーツカバー付きの正立タイプとなっています。

   
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