レーサーレプリカ/スーパースポーツ

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レーサーレプリカ/スーパースポーツ
について解説

レーサーレプリカ/スーパースポーツとは

レーサーレプリカが一大ブームを巻き起こしたのは1980年代の中盤。フルカウルにセパレートハンドル、アルミ製フレームといったレーシングマシンを彷彿させる特徴や外観を持ち、より高回転型のエンジンを搭載したモデル群が大人気となりました。その中心となっていたのは2スト250ccモデル、ならびに4スト400ccモデルでした。

その後、1990年代に入るとブームは終焉しますが、その流れは1998年のヤマハYZF-R1の登場により、1000ccの大型クラスに受け継がれます。レーシングマシンに近いハイスペックな性能を実現したモデル群をスーパースポーツと呼称するようになり、現在に至っています。メインは1000cc以上の4気筒モデルですが、600ccクラスのスポーツモデルも広義のスーパースポーツとされています。

レーサーレプリカ/スーパースポーツの魅力

レーサーレプリカ/スーパースポーツの魅力は、何と言っても、その性能に尽きるでしょう。量産市販車のなかでも、ひときわ高いコーナーリング性能を有しており、エンジンも高回転型でパワーも強大。

そうした高性能な車輛は一般公道ではフルに扱いきれるものではありませんが、そうしたスペックを誇るモデルを所有するという喜びは格別なもの。また普段は一般公道で走行しながら、時にはクローズドサーキットに持ち込んでの走行を満喫するというのも、レーサーレプリカ/スーパースポーツならではの楽しみ方となっています。

レーサーレプリカ/スーパースポーツの人気の理由

レーサーレプリカ/スーパースポーツ系モデルを愛好するライダーの多くは、やはりプロのレーシングライダーへの憧憬を強く持っていると見受けられます。軽やかに車体をバンクさせ、コーナーを駆け抜けていくという醍醐味を一番強く体感できるのは、レーサーレプリカ/スーパースポーツ系モデルの真骨頂。

とりわけ、1980年代のいわゆるレーサーレプリカブームを体験した世代のライダーは、そうした想いを強くお持ちのことでしょう。一時的にネイキッドなど他のジャンルのバイクに乗り換えたとしても、スーパースポーツ系モデルに回帰するというケースは、実に多く見られます。

加えて近年のスーパースポーツ系モデルは、高性能化が急速に進んでいる一方、一般公道での扱いやすさ、一般的なライダーに対する乗りやすさにも配慮されています。それこそレース向けのホモロゲーション仕様はさておき、スタンダード仕様のスーパースポーツであれば、大型自動二輪免許を取得したばかりのライダーであっても、それなりに乗りこなせてしまうという懐の深さも持ち合わせています。

レーサーレプリカ/スーパースポーツの買取傾向

2000年代以降に登場したスーパースポーツ系モデル――ホンダCBR1000RRやヤマハYZF-R1、スズキGSX-R1000、カワサキZX-10Rといった各メーカーを代表するフラッグシップ系車種は、実はコロナ禍によるバイク価格高騰の影響を他のジャンルほどには受けていません。元々が中古車市場で高値取引されているので、コロナ禍以降も緩やかに上昇した程度で、依然高値横ばいのまま推移しています。

一方、1980年代後半から90年代にかけて生産されたレーサーレプリカ系車種は、コロナ禍の影響を大きく受けており、買取相場も大きく上昇。例えばホンダNSR250RやVFR400R、RVF400といった、当時の中型免許(現・普通自動二輪免許)で乗れる車種の再評価が一気に高まっています。加えて、当時のレースベース車で元々台数限定という希少価値のあったホンダRC30/RC45やヤマハOW-01は、新車時の価格を大きく上回る高値で取引されています。

代表的なレーサーレプリカ/スーパースポーツ

スズキ GSX-R1000/R

スズキが誇るスポーツ系モデルGSX-Rシリーズにおいて、直列4気筒1000ccエンジンを搭載したフラッグシップモデル。2001年の初代登場以来、モデルチェンジを繰り返しながら、進化を続けています。2021年には、スズキと関係の深いレーシングチーム、ヨシムラによって、EWC世界耐久選手権の年間王者に輝きました。

ドゥカティ パニガーレV4S

パイプトラスフレームとLツインエンジンという長年のこだわりをドゥカティ自ら刷新し、モノコックフレームとV型4気筒エンジンを搭載したスーパースポーツモデルとして、満を持して登場。あえてそれまでのドゥカティらしさを捨て、より高性能を突き詰めたモデルであるという点が、何よりの注目ポイントとなっています。

MVアグスタ F4RR

マッシモ・タンブリーニによる洗練されたデザインと、高性能さを突き詰めたスペックにより「走る宝石」と称される、F4シリーズ。1,000ccエンジンの第2世代モデルをベースに、高性能パーツをふんだんに用いて、より走行性能を高めた上位モデルがこの“RR”となります。

   
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