バイクの買い取り市場カタログ
バイクの買取相場カタログ » 市場で流通しているバイクの種類 » ツアラー

ツアラーについて解説

ツアラーとは

ツアラーは長距離ツーリングを快適に満喫できるように構成されたモデル群を指します。その多くは、高速走行での風圧を軽減するためのフェアリングやスクリーン、カウルなどを備えているのが特徴。

かつてはスーパースポーツ系モデルほどではないものの、前傾姿勢気味のライディングポジションでスポーツ志向を高めているタイプが多く見られました。一方、近年ではネイキッドに近いアップライトなライディングポジションのものや、ネイキッドベースでツアラー化したものなども増えています。

ツアラーの魅力

近年ではツアラーに分類されるモデルの多様化が進んでおり、実に様々な個性のものがお目見えしています。それこそスーパースポーツモデルに匹敵するハイスペックに仕上げられているものから、ネイキッドをベースにツアラー志向を高めたもの。さらに近年人気となっているアドベンチャー系モデルのなかにも、ツアラー志向を高めていて、ジャンルとしてクロスオーバーしている車種もあると言った具合です。

それゆえ、ツアラーというジャンルの車種は、ライダーの好みや用途に応じ、様々な個性のものから、お望みの一台を選べる選択肢が豊富に広がっていると言えるのです。

ツアラーの人気の理由

ジャンル名が示す通り、長距離ツーリングに最適化された車体構成となっているのがツアラー系モデルの特色。その上で、スポーツ志向を高めたもの、より快適性を重視したもの、積載性やラグジュアリー感を極めたものなど、ライダーの好みや志向に応じてベストなモデルを選べるのが、ツアラーというジャンルの守備範囲の広さ、ひいては魅力です。

それこそジャンルの傾向としてはある意味真逆と言える、レーサーレプリカ/スーパースポーツを好む層と、アメリカン/クルーザーを好む層、それぞれの好みに近いツアラーモデルが存在しているというのは、なかなかないことです。他のバイクジャンルからの乗り換えの間口が広い、敷居が低いというのは、まさにツアラーならではの強みと言ってよいでしょう。

ツアラーの買取傾向

ツアラー系モデル群のなかでも、スーパースポーツ系モデルに近い高性能を誇っているカワサキのNINJA H2 SX SEやZX-14R、スズキのハヤブサ。AT免許で乗れる車種もあるヤマハのFJR1300Aといった車種は、以前から高値の買取相場で推移しておりコロナ禍以降も、そのまま横ばい。Ninja400や250などの中型ツアラーも、ネイキッドなどのジャンルほどには、急激な相場上昇は起きていません。

一方、コロナ禍の影響を大きく受けているのは、カワサキのGPZ900RやヤマハFZ1フェザーGTなど、1990年代から2000年代にかけて生産されたモデル群。2020年から2021年にかけて買取相場が大きく上昇し、2022年は高値横ばいに推移といった感じになっています。

代表的なツアラー

ヤマハ FJR1300

2001年に欧州向け車種として登場し、後に国内向け仕様も登場。風防効果の高い大型フェアリングとスクリーンを装備しており、ハイスピードでのクルージングを快適に行えるスポーティーツアラーとして高く評価されています。クラッチ操作不要でAT免許で乗れるFJR1300ASもあり。

BMW K1200RS

直列4気筒エンジンを縦置きにレイアウトし、近未来的なデザインのカウルを纏ったKシリーズ。K100RS、K1100RSに続く3代目として1997年に登場したのがK1200RSになります。BMW独自のサスペンションシステム「テレレバー」を採用し、カウルデザインもより斬新なイメージに刷新されました。

   
バイク買取専門店 バイクワン
バイクの買取相場について
疑問に思っていることはありませんか?