CB400SB Special Edition

CB400SB Special Editionは2016年に受注期間限定で発売された特別仕様車になります。ベースとなっているのは吸気方式がインジェクション化され、VTEC切り替えを行うREVOシステムが搭載されたNC42型。そこに2014年マイナーチェンジが慣行され、ヘッドライトのLED化やハーフカウルの形状変更などがなされました。

NC42後期型をベースに、スペシャルカラーを施したのが、この2016年式のSpecial Edition。ブラックベースにレッドの差し色は、日本の伝統工芸である漆塗りがモチーフ。ホイールやブレーキキャリパー、スイングアームなどもブラックアウトされ、リヤサスペンションのスプリングはレッドという具合に、細部にまでこだわりが貫かれています。

オートバイというものは自動車以上に趣味性の高い乗り物であり、それぞれの車種ごとに「この車種といえばこの色」というイメージカラーがあります。CB400SBであれば、2005年のデビュー以来、ホワイトとレッドの組み合わせが定番中の定番でした。そんななか、2016年に登場したこのSpecial Editionは、まさに衝撃的でした。

ベースとなっているグラファイトブラックは漆塗りがモチーフ。差し色のレッドも朱色に近いものとし、ブラックとのコントラストがより映えるように配慮されているとのこと。その上で車体の細部もブラックとレッドの組み合わせを徹底。まさにインパクト絶大の特別カラーに仕上がっています。こうした遊び心を発揮できるのも、CB400SBが長年人気を博したロングセラーゆえでしょう。