バイク売却にあたって知っておきたいポイント
POINT備えあれば憂いなし!バイク売却時に知っておきたいポイント
何らかの事情でバイクを手放す場合、少しでも高値で買取してほしいというのは人情だよな。そのためには、漫然と買取を依頼するのではなく、おさえておくべきポイントがある。
例えば、バイク買取では、査定価格と買取価格が違うというクレームをよく聞く。この場合の査定価格というのは、あくまでもその車種の買取相場をオンラインシステムなんかで算出しているもので、目安に過ぎない。一方、買取価格というのは実際に対象車輛の状態をチェックした上で算出される額だ。査定価格より買取価格が低くなるのはむしろ当たり前と言えるだけど、そうした事情を知っていないと、思わぬトラブルになってしまうぞ。
また、愛車を手放す場合は、後悔しないやり方を選びたいよな。バイクを売るには、買取業者、バイク販売店の買取部門、さらには個人売買やネットオークションなど、いろいろな方法がある。それぞれにメリットとデメリットがあるので、それらを知った上で、自分に一番いいのはどれかを選ぶことが重要だ。
ここでは、実際に行われる買取査定の流れによって、バイクを1円でも高く売却するコツを伝授していきたいと思う。ぜひ役立ててくれな。
1相場を押さえよう
査定価格の調べ方
繰り返しになるが、ここで言う査定価格というのはバイク買取業者のホームページなんかで知ることのできるオンライン査定価格のこと。大体の場合は、その時々のバイクの買取相場が基になっている。実際の買取査定を依頼する前に、参考として、おおよその査定価格を知っておくことは重要だ。実際の買取査定との差額を説明してもらう根拠になるからな。
バイクを売るタイミング
バイクの市場は4月と7月に需要が高まる。そうしたタイミングを狙って売りに出すというのはやり方としてありだ。ただし、乗っているバイクがモデルチェンジしてしまうと買取価格は下がってしまうこともある。ベストなタイミングをしっかりと見極めるべし。
税金
バイク乗りなら知っているとは思うが、バイクの軽自動車税は4/1時点での所有者に課せられる。なので、3月あたりに売却して名義変更を済ませておけば、余計な税金を払わずに済むということだ。覚えておけよ。
保険
バイクの自賠責保険は、250cc未満なら売却時に解約できるが、車検ありの250cc以上だと解約できない。車検の有効期間内は。そのまま車輛に付帯するという方式だ。ただし売却ではなく廃車の場合は、排気量に関係なく解約できるぞ。
2自分に合った売却方法にする
バイク売るにはいくつか方法があるが、代表的なのは買取業者とバイクショップの買取部門だ。バイク買取業者は独自の販売ルートなどで中間マージンをカットするなどして高価買取を実現している。バイクショップは自社店舗での再販が主だ。どちらかといえば、買取業者の方がより高額になるケースが多いが、それも場合による。高価買取を実現するためには、複数の買取業者に査定を依頼して、比較してみることが肝心だ。
個人取引の注意点
値段の交渉を自由に行えるというメリットの反面、売る相手がキチンと支払いを行うか、名義変更を行うかといったリスクと隣り合わせだ。信頼できる相手かどうかが重要になってくる。
オークショントラブル
個人取引の場合以上に、顔の見えない相手と取引を行うという点でリスクは高くなる。また取引が成立した場合に、車輛の運搬はどうするのかも話し合う必要がありだ。
一括査定の注意点
複数の業者から同時に査定額が提示されるので便利と思いがちだが、実際に利用すると、あちこちの業者から営業攻勢がかけられて、電話やメールがパンク状態になってしまうぞ。利用しないほうが賢明だ。
店頭買取の注意点
出張買取を依頼するより直接店頭に持ち込んだ方が買取価格が高くなると思ってしまいがちだが、実際は金額に差はない場合がほとんどだ。むしろ、帰りの交通手段を考えれば、出張買取を利用した方が合理的だぜ。
3スムーズに売却するためのポイント
バイクを買取業者に売る場合、スムーズに取引を完了させたいのであれば、予め必要な書類をキチンと揃えておくことが肝心。実際、バイク買取業者の多くは、出張査定で金額に同意できて必要書類が揃っていれば、その場で現金払いをしてくれる場合が多いの。だけど、書類に不備があると、支払いは後日となってしまうそうよ。やっぱりすぐに現金でもらえた方がうれしいよね?だったら、書類はキチンと揃えておくべし(笑)。
必要な書類
排気量に関係なく、すべてのバイクに共通して必要なのは自賠責保険証ね。プラス身分証明書(バイク乗りなら免許証で間違いない)と印鑑。251cc以上の場合は車検証、126cc~250ccの場合は軽自動車届出済証、125cc以下なら標識交付証明書が必要よ。
未成年者が売るときの注意点
実は未成年であっても、保護者の同意があればバイクを売ることはできるの。上記の排気量別の必要書類に加えて、保護者の同意書と身分証のコピーがあれば大丈夫。ただし、それだけだと未成年者が書類を偽造することも考えられるので、ほとんどの業者では電話などで保護者に確認することをしているわ。
4査定時に気を付けるポイント
結論から先に言ってしまおう。バイクの本査定の時に、買取業者の査定士に隠し事をしようとしたり、ごまかそうとするのは無駄な努力だぞ。そもそも査定士というのは、バイクの状態をチェックすることにかけては、その道のプロだ。それこそ車輛の状態を見れば、そのバイクに転倒歴や事故歴があるかどうかは、ほぼ確実に見抜いてしまうぞ。
そこで下手に隠しだてしようとすると、むしろ心象が悪くなるだけだ。転倒歴や事故歴なんかはごまかさずに伝え、また冷やかしではなく、本気で売却したいと伝えることが肝心だ。
高価買取の為に普段できること
普段から洗車やメンテナンスをキチンと行っていれば、その分、高額査定の可能性は高くなる。しかし、だからと言って、査定の直前に慌てて行うと、新しいキズをつけてしまい逆効果になる場合も多いそうだ。逆に、すでにキズや凹みがあるという場合には、わざわざ修繕する必要はない。その費用の方が高くついてしまう場合がほとんどだそうだ。
走行距離に関して
大昔の車輛はさておき、現代のバイクは走行距離によってコンデションが大きくかわるということはほとんどない。だけれども、中古車として売買される場合には、走行距離が少ない方がより高値になるという傾向がある。その一方で、3万キロを越えている場合には、4万キロでも5万キロでもあまり差はなくなるという傾向もあるそうだぜ。
年式と売却価格の関係
絶版車や旧車、プレミア価格がついているモデルなんかは話が違ってくるが、一般的にはバイクの年式が新しいほど、売却価格は高値になる。だけど、バイクの値段ってもんは年式だけじゃなく、走行距離とか車両の状態、売るタイミングとか、いろんな要素が絡んでくるものだ。例えば、いくら年式が新しくても、外装がボロボロだと当然値段は下がる。バイクの状態から総合的に判断することが必要だ。