【ドゥカティ】ディアベルシリーズの歴史と魅力

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【ドゥカティ】ディアベルシリーズの歴史と魅力

ディアベルシリーズイメージ

ディアベルシリーズイメージ

画像引用元:ドゥカティ公式HP(https://www.ducati.com/jp/ja/bikes/diavel/diavel-1260)

ドゥカティと言えば、スポーツ系バイクを得意としており、MotoGPやスーパーバイク世界選手権などのレースにも力を入れているメーカー。そんなドゥカティが2010年、多くのライダーの度肝をぬいたのは、ある意味ドゥカティらしくない、ロー&ロングフォルムのクルーザータイプのモデルをデビューさせたことでした。

いわゆるクルーザースタイルでありながら、他メーカー製のものとは一線を画したコンセプトで仕上げられており、独自のポジションを確立。今やドゥカティのラインアップのなかでも、堂々とした存在感を放っています。

そんなディアベルシリーズの歴史や魅力について、ご紹介していきましょう。

ディアベルシリーズの歴史

ドゥカティはかねてよりスポーツ系のバイクに力を入れてきたメーカーでしたが、1990年代にはネイキッドのモンスター系、2000年代にはハイパーモタード系やムルティストラーダ系と言った具合に、時代とともに手掛けるバイクの車種を広げてきたという歴史があります。

そんなドゥカティが2010年にお披露目したのが、同社史上初となるロー&ロングのフォルムを持った、いわゆるクルーザータイプに分類されるディアベルに他なりません。それこそドゥカティがかのようなモデルを出してくるとは予想されておらず、絶大なるインパクトをバイク業界にもたらしました。

ただし、そこはドゥカティが手掛けるモデル。ロー&ロングのクルーザースタイルではありながら、本家と言えるハーレーダビッドソンや近年人気のホンダのレブルシリーズなどとは一線を画し、独自の工夫が施されています。

1,590mmというロングホイールベースでありながら、車体全体の低重心化やサイドラジエーター、片持ちスイングアーム採用など、車体のバランスを徹底的に計算することで、直進安定性だけでなく、ドゥカティらしいコーナーリング性能も両立。そうした取り組みが功を奏し、デビュー以来、人気車種として君臨しています。

デビュー後の時流としては、2014年に1気筒あたり2本のスパークプラグを備えたテスタストレッタ 11°DSエンジンへの換装ならびにヘッドライトがLED化されたモデルチェンジを慣行。2019年には 排気量を1,198ccから1,262ccへとアップさせ、車名も「ディアベル1260」に改められています。

ディアベルシリーズの魅力

ディアベルはロー&ロングのクルーザーでありながら、独自の工夫によってドゥカティらしい軽快なコーナーリング性能も兼ね備えているというのが大きな特徴。また車体のデザインも他社製クルーザーとは似ていない、独自の存在感を発揮。さらにはドゥカティ全ラインアップのなかでもシート高を低く抑えているという点も、見逃せないポイントと言えるでしょう。

さらにディアベルシリーズはほぼ毎年、スタンダード仕様とともに特別仕様車を代わるがわるラインアップさせているという点も大きな特色。カーボン外装を纏ったディアベルカーボンや、グロスブラック塗装仕上げのディアベルクロモ、足回りを特別仕様としたXディアベル/Sなど、毎年どんなバリエーションが出てくるのかという楽しみも提供しています。

ディアベルシリーズが人気の理由

ディアベルシリーズの人気要因はクルーザーモデルでありながら、ハーレーとも国産アメリカンとも違う独自の世界観を作り上げたこと。この点に集約できるのではないでしょうか。

元々スポーツ系モデルを得意としており、コーナリング性能に誇りとこだわりを持つドゥカティ。クルーザーモデルだからと言ってコーナリング性能を犠牲にすることは、露ほども考えなかったことでしょう。そこから生み出されたのが、独自のバランス配分がなされた車体構成と、マッスル感あふれる独自のフォルムなのです。

そしてアップライトなライディングポジションと低いシート高によって、より幅広いライダーがドゥカティの車輛を扱えるようにしている点も見逃せないポイント。人を選ばない乗りこなしが人気の理由といえます。

ディアベルシリーズの主要モデル

ディアベル

2010年発表、2011年発売開始となった元祖かつ「素」のディアベルであり、すべてはここから始まりました。当時のスーパーバイクに搭載されていたL型水冷1200ccのパワーを、低く構えた姿勢で操るという斬新さは、まさに衝撃的でした。

ディアベルストラーダ

2013年にお目見えした派生モデルで、スタンダードのディアベルをベースに、大型のウインドスクリーンや左右のサドルバック、パッセンジャーシートのバックレストなどを備え、ツーリング志向をより高めたパッケージとして仕上げられています。

X-ディアベル/S

2016年にお目見えした派生車種で、足回りや車体レイアウトを徹底的に見直されているのが特色。スタンダード仕様のディアベルに比べ、ほとんどのパーツが専用に設計し直されており、ガソリンタンクやマフラーの形状、ラジエター搭載位置などが変更されているのが大きな違い。

ディアベル1260/S

新たに1262ccテスタストレッタDVTエンジンを搭載し、メインフレームもXディアベル/Sのものを流量したモデルチェンジ版で、2019年に登場。上位モデルとして前後オーリンズ製サスペンションなどを装備した「S」もラインアップされています。

ディアベルカーボン

2011年に登場したディアベルのスタンダード仕様とともにラインアップされていた上位モデルになります。車名の通りカーボン外装や独自のホイール、カラーリングなどが奢られているのが特色。2014年のマイナーチェンジではツインプラグエンジンやヘッドライトのLED化および形状、周辺カウルのデザイン変更などがなされました。

ディアベルチタニウム

2015年、世界限定500台で発売された特別仕様車になります。2014年にマイナーチェンジを受けたツインプラグエンジンの型式をベースに、チタンとカーボンという高品質素材をふんだんに使用したパーツが奢られ、ホイールも専用デザインのものを採用。もともと個性的なディアベルに、さらに比類なき存在感が増幅されています。

ディアベルダーク

2013年に登場した派生バリエーションモデルになります。車名の通り、燃料タンクやサイドパネルなどはマット調のブラックに塗装。シートにはリブ加工を施し、さらにはエンジンやトリレスフレーム、マフラーやフロントフォークに至るまで、全身をブラック塗装に仕上げているという徹底ぶり。シックで大人な佇まいに仕上がっています。

ディアベルシリーズの買取事例

   
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