【MVアグスタ】F3シリーズの歴史と魅力

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【MVアグスタ】F3シリーズの歴史と魅力

F3_800

F3_800

かつてレース界の絶対王者として君臨し、1990年代後半には、そのブランド名が復活。1999年に登場した第1世代F4を皮切りに、「2輪のフェラーリ」と称される高性能スーパースポーツモデルを精力的に手掛けているのが、MVアグスタです。

そんな同社のフラッグシップモデルであるF4が、750ccエンジンの第1世代から1,000ccエンジンの第2世代へとモデルチェンジされたのを機に、F4の弟分となる新たなスポーツ系モデルの開発に茶種。そうして誕生したのが、直列3気筒エンジンを搭載したF3シリーズだったのです。

そんなF3シリーズの歴史や魅力について、ご紹介していきましょう。

F3シリーズの歴史

兄貴分のF4が1000cc化され市販開始となった2010年、イタリアのミラノショーで公開されたのがF3の始まりでした。F4とよく似た外観デザインながら、サイドカウルの形状やホイールデザイン、そして車体右側にローダウン配置された3本出しマフラーなどが兄貴分との大きな違い。

2012年8月にまず、675ccエンジンのF3 675が発売開始。市販車ベースの車両で競われるスーパースポーツ世界選手権において3気筒は排気量の上限が675ccまで認められていたことに由来します。その一方で、レースの条件にとらわれない、公道向けに特化したモデルとして排気量アップを行ったF3 800も2013年に発売が開始。以後、スタンダード仕様はもちろん、特別仕様車も精力的にラインアップされています。

F3シリーズの魅力

MVアグスタのF4は多くのライダーが憧れてやまない最高峰モデルですが、入手するための敷居は高めというのは否めません。その点、弟分であるF3は、F4に比べればより身近に手に出来るという存在。

それでいて著名デザイナーであるマッシモ・タンブリーニが手掛けた「走る宝石」と称されるデザインはほぼ踏襲されており、走行性能もF4の血統をしっかりと受け継いでいます。加えて、かつてのMVアグスタがレースで実績を残した直列3気筒エンジンを復活させているというのも、マニア心をくすぐられることでしょう。

F3シリーズの主要モデル

F3 675

2012年8月、F3シリーズの先陣を切って登場したモデルになります。スーパースポーツ世界選手権レースでは3気筒は675ccまでOKとされていたので、この排気量に設定されました。レース参戦を見据えていたため、エンジンはショートストローク化された高回転重視の設定となっています。

F3 800

F3 675登場のおよそ1年後の 2013年10月に販売開始。675はレースベース車でショートストローク化されたエンジンだったのに対し、F3 800はより公道向けにリファインされているのが大きな違い。エンジンのボア径は675と同じままで、ロングストローク化することで、排気量アップとともに、中低速トルクを増やしています。

F3 800 AGO

1967年から1974にかけての世界グランプリレースにおいて、MVアグスタを駆り7年連続チャンピオンという偉業の成し遂げたイタリア人レーサー、ジャコモ・アゴスチーニの名を冠した世界限定300台の特別仕様車。購入者には、専用証明書とバイクカバー、ブックレットが進呈され、車体のタンクにはアゴスチーニのサイン、トップブリッジにはシリアルナンバープレートがあしらわれています。

F3 800 RR

2022年、F3シリーズの最上位モデルとして“RR”の名が与えられたモデル。スタンダード仕様との外観上の大きな違いは、カウルの左右両サイドに、カーボン製のエアロパーツが装着されている点。言うまでもなく、コーナーリング中のダウンフォースを増やすことが目的。エンジンにはチタンバルブが採用されており、ノーマル状態で147馬力を発揮。サーキット走行を楽しむユーザーやアマチュアレースに参戦するユーザー向けにレーシングキットも同梱されており、アクラポビッチ製のレーシングマフラーも含まれています。

   
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