【インディアン】FTRファミリーの歴史と魅力

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【インディアン】FTRファミリーの歴史と魅力

FTRイメージ

FTRイメージ

画像引用元:インディアン公式HP(https://www.indianmotorcycle.co.jp/ftr-family/)

かのハーレーダビッドソンよりも長い歴史を持ちながら、第2次大戦後に一度倒産に見舞われてしまったアメリカのモーターサイクルメーカー、インディアン。その後何度も、復活が試みられては頓挫するということを繰り返されてきましたが、2011年、バギーやスノーモービルなどを手掛けるポラリス・インダストリーズ社によってブランドが復活。

「チーフ」や「スカウト」といった往年の名車の名称を用いたモデルラインアップを充実させる一方で、復活を成し遂げたインディアンを象徴するかのような、斬新かつ独自性に富んだモデルとしてお目見したのが、1200cc水冷Vツインエンジンを搭載したダートトラックレーサーレプリカであるFTR1200と、その派生兄弟モデル群になります。

そんなFTRファミリーの歴史や魅力について、ご紹介していきます。

FTRファミリーの歴史

ポラリス・インダストリーズ社の経営権取得によって復活の狼煙を上げたインディアンブランド。前述しました通り、「チーフ」や「スカウト」など伝統モデルの名称を復活させながら、クルーザー系モデルのラインアップ拡充を図っていきました。それと並行して力を入れたのが、モータースポーツ分野への挑戦。

実はインディアン創業者の一人であるジョージ・マロリー・ヘンディーはバイクレーサーであり、1910年代から第2次大戦前まではレース活動も精力的に行っていた程。かのマン島でのツーリストトロフィー・レースで1位から3位までを独占したという実績も残しています。

そうしたインディアンならではのDNAを再現する場として選ばれたのが、アメリカで人気のダートトラックレース。2017年、ワークスレーサーとしてFTR750を投入すると、参戦初年度に年間王者獲得とういうことをやってのけました。

その勢いに乗り、2017年秋のミラノショーに参考出品されたのがFTR750を公道モデル化したコンセプトモデル。業界でも大きな話題となり、2018年夏には発売開始を正式発表。2019年にFTRファミリー全体のスタンダード仕様であるFTR1200として発売開始となりました。以後も上位モデルや派生モデルが次々と登場。インディアン全体の中でも、一大勢力を誇るまでになっています。

FTRファミリーの魅力

日本ではあまり馴染みがありませんが、アメリカではロードレースやモトクロスなどと並び、ダートトラックレースが高い人気を博しています。簡単に言えば、競馬場のような土のクローズドコースで行われるバイクレースで、かのハーレーもスポーツスターをベースとしたXR750というレーシングマシンを手掛けている程。そこにインディアンが投入したのがFTR750であり、そのレプリカとして公道モデル化されたのがFTR1200に他なりません。

そうしたモータースポーツ由来のカッコよさ、走行性能に加え、エッジを効かせたデザイン形状、独自のマフラーやリヤサスペンションのレイアウトは、近年人気のストリートファイターやスクランブラースタイル的な魅力も醸し出しています。まさに他メーカーにはない個性であり、独自の魅力となっています。

FTRファミリーの人気モデル

FTR1200

ファミリー全体のスタンダード仕様として、2019年に発売開始。1200cc水冷Vツインエンジンを搭載し、倒立フロントフォークを採用。当初はフロント19インチ、リヤ18インチのキャストホイールでしたが、2022年のモデルチェンジで前後17インチに変更されました。通常の燃料タンク部分は実はエアクリーナーボックスで、実際の燃料タンクはシート下に配置されています。

FTR1200R Carbon

2020年、FTR1200 Sにカーボン外装やアクラポビッチ製マフラーを装着した最上位モデルとして登場したFTR1200 Carbonが、2022年、ファミリー全体のモデルチェンジに伴い、車名をFTR1200R Carbonに変更。外装などは従来モデルを踏襲しながら、一方でスタンダード仕様と同じく、ホイールが前後17インチ径に変更されています。

FTR1200 Rally

FTR1200の派生バリエーションモデルとして2019年秋のミラノショーでお披露目され、2020年に発売開始。車名の通り、オフロード走行により重きを置いており、ホイールはキャストからスポークタイプ、タイヤはピレリ製のブロックパターンに変更。ヘッドライト上部には小型バイザーが追加装備されています。

FTR1200 S

2019年、スタンダード仕様のFTR1200をベースとした上位モデルとして発売開始。エンジンや車体はスタンダードと共通。その上で、サスペンションは前後アジャスタブルタイプに変更。メーターパネルにはLCDディスプレイが採用され、さらにはトラクションコントロールやエンジンモード切り替え機能、ウイリーコントロール機能などが追加装備されています。

   
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