【アプリリア】RSシリーズの歴史と魅力

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【アプリリア】RSシリーズの歴史と魅力

RSシリーズイメージ

RSシリーズイメージ

画像引用元:アプリリア公式HP(https://aprilia-japan.com/rs660/)

1990年代のロードレース世界グランプリ(現在のMotoGPの前身)、2ストロークエンジンのレーシングマシンで競われた250ccクラスならびに125ccにおいて、ホンダとヤマハの牙城を打ち崩したのが、イタリアのアプリリアでした。

中でもレーシングマシンの“レプリカ”として人気を博し、また2ストモデルの掉尾を飾ったのがRSシリーズ。2020年、アプリリアは久しく途絶えていた「RS」の車名を659ccエンジン搭載のミドルクラススポーツモデルに復活させ、レースの世界で結果を残してみせました。

そんなRSシリーズの歴史や魅力について、ご紹介していきましょう。

RSシリーズの歴史

アプリリアは元々オフロードバイクを得意としていたメーカーでしたが、1990年代の世界グランプリロードレースにおいてホンダやヤマハを上回る強さを発揮。原田哲也や坂田和人という日本人エースライダーが移籍したほどで、またかのバレンティーロッシも若き日にアプリリアを走らせていました。

アプリリアのレーシングマシンの公道用“レプリカ”として発売されていたのが、RS250、RS125、RS50のRSシリーズ3兄弟でした。折しも日本メーカーが2ストロークエンジン搭載モデルの生産を終了していくなか、2000年代まで新車販売が続けられていたのも特筆ポイント。その後、RSの車名は一旦途絶えますが、ミドルクラスの4ストスポーツとして、RS660が2020年にお目見えしました。

RSシリーズの魅力

1980年代後半の、いわゆる“レーサーレプリカブーム”において、カワサキを除く国内3メーカーは2スト250ccレプリカに力を入れていましたが、1990年代のネイキッドブームとともに勢いは失速。そうした国産勢と入れ替わるように、高性能2ストレプリカとしての評価を高めたのが、他ならぬRSシリーズでした。

国産モデルがメーカー自主規制によってパワーが抑えられていたのに対し、RSシリーズはそうした制約のないフルパワー状態だったことも人気を後押し。また原田哲也や坂田和人のレーシングマシンのカラーを踏襲した特別仕様も大きな人気を博しました。今では新車ではお目にかかれない2ストレプリカとして2000年代までラインアップされ、比較的タマ数が残っている車種というのも、見逃せないポイントとなっています。

RSシリーズの主要モデル

RS250前期型

RSシリーズを代表するモデルであり、アプリリアというメーカーの知名度を大きく引き上げた立役者でもあります。実はエンジンにスズキ・RGV250Γと同じものを使用しており、自主規制なしのフルパワー状態で搭載していました。

RS250後期型

1998年のフルモデルチェンジ以降のRS250は後期型に分類されます。フロントカウルデザインがより大型なものとなり、またテールカウルも涙滴型の形状となっているのが前期型との違い。原田哲也レプリカは後期型がベースです。

RS125

日本では原付2種に分類されスクータータイプが多くを占める125ccクラスにおいて、貴重なミッション付きレプリカとして君臨。1991年の初代登場以来、モデルチェンジを繰り返しながら、実に20年に渡ってラインアップされていました。

RS50

日本では原付1種に分類される50ccクラスですが、このRS50はメーター読み約90km/hを実現。車体も欧米人向けに比較的大柄に造られており、パッと見は50ccとは思えない存在感を放っているのも、人気の要因となっています。

RS660

2ストロークの3兄弟が生産終了となって以来、久しく途絶えていたRSの車名が復活。4ストローク並列2気筒エンジンを搭載したミドルクラススポーツであり、アメリカ国内選手権Moto Americaで2021年の年間王座を獲得しています。

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