【アプリリア】RS125の歴史と魅力

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【アプリリア】RS125の歴史と魅力

RS125

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1990年代、当時の世界グランプリロードレースの125ccクラスおよび250ccクラスにおいてホンダやヤマハを上回る好成績を残したアプリリア。とりわけ125ccクラスにおいては、日本人ライダー坂田和人が年間王者を獲得する大活躍を見せ、また惜しまれながら引退を発表した生ける伝説、バレンティーノ・ロッシも若き日々に、アプリリアで125ccクラスに参戦していました。

そうしたレース界での人気や、現在では新車ではお目にかかれない2ストロークエンジンを搭載、さらには国内では現付2種にあたる125ccクラスで希少な存在であるレーサーレプリカであること。そうした要素が折り重なり、今なお高い人気を博しているのが、アプリリアのRS125です。ここではRS125の歴史や魅力について紹介しています。

RS125の歴史

アプリリアRS125という車種は1991年に初代が登場しますが、前身モデルとして1987年に発売のAF-1 125が存在していました。それ以前のアプリリアは主にオフロードモデルを手掛けていたメーカーでしたが、このAF-1 125がオンロードモデルとして商業的な成功を収めたことにより、オンロードモデル生産ならびにロードレースに本格参戦することになります。

そんなF-1 125の後継モデルとして初代RS125は登場。折しも世界グランプリロードレースでのアプリリアの活躍とタイミングが重なったことで、市販モデルのRS125も一躍人気モデルとなっていきます。そうした状況に対抗するために、ホンダはNSR125、ヤマハはTZR125という対抗車種を発売したほどでした。

その後もRS125は人気モデルの地位を維持し続け、定期的なモデルチェンジを繰り返しますが、2ストロークエンジンに対する情勢は年々厳しくなり、2011年をもって生産終了。4ストロークエンジンのRS4 125にモデルチェンジされました。

RS125の魅力

RS125という車種を表現するなら「原付2種“最速”モデル」という言葉が当てはまります。ピンクナンバーの原付2種クラスにおいて、歴代最速であったと言っても過言ではないでしょう。

それもそのはずで、1991年登場の初代Gs型は4輪のレーシングカート用のエンジンを搭載し、当時としては驚異的な34psを発揮。高回転まで一気に吹け上がる、ピーキーな特性とも相まって、腕に覚えのあるライダーほど病みつきになるという存在でした。

ただし、そうした特性は、年々厳しくなっていった排ガス規制との兼ね合いによって、年式が新しくなればなるほど、マイルドに薄められてしまうという皮肉な状況も生み出しました。それもまた、RS125ならではの希少性であり、個性となっています。

RS125の歴代モデル

Gs型

1991年に登場したRS125の初代。前述の通り公道向け125ccモデルでありながら、34psというパワーを発揮。その驚くべき高性能により、今なお、歴代125ccモデルのなかで高い評価を得ています。外観的には長方形のヘッドライトとなっているのが特徴。

Mp型

1995年にフルモデルチェンジされた2代目であり、外観デザインとしてはプロジェクターランプを採用した2眼式に変更されたのが大きな変化。エンジンの馬力は34psでGs型と変わらないものの、出力特性をややマイルドにすることで、扱いやすさを向上させています。

SF型

車体全体が丸みを帯びたデザインへと一新された型式となります。まず1999年に前期型のSF0型が登場。その後2003年にはSF1型が登場。外観デザインはSF0型と同等ながら、当時の排ガス規制であるEURO2に対応するため、触媒入りチャンバー&エンジンヘッドの変更などが行われたため、エンジンパワーが28PSにダウンされました。

Py/RD/RM型

RS125としての最終型式であり、日本向けには2006年から2008年にかけて発売。EURO3排ガス規制対応のため24PSまでパワーダウンされましたが、シャープなデザインに外観を一新し、ラジアルマウントブレーキキャリパーが採用されるなど、車体は大きく改善されています。

   
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