【ハーレー】スポーツスターの歴史と魅力を解説

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【ハーレー】スポーツスターの歴史と魅力

ソフテイル スタンダード

ソフテイル スタンダード_sp

画像引用元:Harley-Davidson HP(https://www.harley-davidson.com/jp/ja/motorcycles/iron-1200.html)

それこそ自動二輪免許を持っていない、オートバイにさほど詳しくないという方でも、ハーレーダビッドソンの知名度は格段に高いと言えるでしょう。また、ハーレーに乗りたいという憧れから、大型自動二輪免許を取得する、あるいは取得したという方も相当数いらっしゃることでしょう。

そんなハーレーダビッドソンのラインアップのなかで、883ccあるいは1200ccの比較的小排気量のエンジンを搭載し、車体もスリムかつコンパクトに仕上げられているのが、他ならぬスポーツスターファミリーになります。価格の面でも、ソフテイル系やツーリング系などのビックツインエンジン搭載モデルより身近で、車格的にもより扱いやすいということで、売れ行きの面でも上位を占めているほど。

そんなスポーツスターの歴史や魅力について、ご紹介していきましょう。

スポーツスターの歴史

スポーツスターはハーレーのなかでは比較的軽量・コンパクトで扱いやすく、またモデルファミリーの名称にもある通り、スポーティな走りを満喫できるというのが魅力。それでいてハーレーらしい味わいや鼓動感にも満ちています。

そんなスポーツスターの始祖とされているのが、1952年に登場した「モデルK」。それまでのリジッドフレームとは一線を画し、初めてリアサスペンションを備えたフレームに、サイドバルブの742㏄ Vツインエンジンを搭載した車種でした。そのモデルKの車体に、883㏄のショベルヘッドOHVエンジンを搭載したのがXLスポーツスター、1957年のことでした。

以後、スポーツスターはFLやFXといったビッグツイン系モデルと並行し、軽量・コンパクトでスポーツ性に優れたモデルファミリーとして、現在に至るまでラインアップが続けられています。もちろん、その間には、時代の節目ごとに様々な改良・改善が繰り返されてきており、著名なモデルも生まれています。

例えばデビュー翌年の1958年には、早くも派生兄弟モデルとしてXLCHが登場。アマチュアレースなどでよりパワーを発揮できるよう、排気量を865ccにアップし、燃料タンクを1.3ガロン(約5リットル)に小型化、車体も現在で言うスクランブラースタイルとしています。また、1977年に登場し、今なお中古車市場で高い人気を博しているXLCRは、カフェレーサースタイルの外観デザインもさることながら、新設計のCRフレームによって、それ以前のKフレームよりも、格段に剛性をアップさせることに成功。

また近年において記憶に新しいモデルチェンジと言えば、2004年のラバーマウントフレームの採用。それまでのリジットマウントフレームに代わり、エンジンとフレームの締結部分に専用のゴム材を用いることで、振動の吸収や快適性の向上はもちろんのこと、剛性の面でも先代に比べ、26%向上という数値を実現しています。長い歴史のなかで、スポーツスターは絶えず進化を遂げていることがうかがえます。

スポーツスターの魅力

スポーツスターファミリーの車種は近年、ハーレー全体のなかでも売る上げ台数の上位に君臨する人気ぶりとなっています。その理由の筆頭に挙げられるのは何と言っても、価格の面でも、取り回しの面でも、より身近なハーレーであるという点に尽きるでしょう。ビッグツインエンジン搭載車よりも手が出しやすく、大型自動二輪初心者でも扱いやすい。それでいて、れっきとしたハーレーであり、独特な味わいや鼓動感も存分に満喫できるというメリットが、巧みにバランスよく融合されているというのが、まさに秀逸といった感じです。

そうしたモーターサイクルとしての素性の良さを前提として上で、スポーツスターファミリーには実に様々な個性のモデルが豊富にラインアップされているという点も見逃せないポイントと言えるでしょう。883ccと1200cccという排気量別の選択肢はもとより、シンプルさに重きを置いたものやファクトリーカスタム色を強めたもの、スポーティさをより強めたものからクルーザー的な趣としたものまで、実に多種多彩なモデルが揃っています。そうした選ぶ楽しみがあるというのも、スポーツスター人気に拍車をかけているのですね。

ソフテイルは長らく車体の底面に2本のリヤサスペンション(ショックアブソーバー)を配置する方式としていましたが、2018年モデルからは、シート下のフレーム部分に搭載位置を変更。本数も1本とすることで、軽量化や重量バランスの向上が図られています。

スポーツスターの人気モデル

XL1200X フォーティーエイト

低く構えたハンドルポジションにワイド幅のフロントタイヤを装着。2011年の発売開始以来、ハーレー全体のなかでも高い人気を博し続けており、2016年のマイナーチェンジでは、サスペンションがアップグレードされました。

XL1200V セブンティーツー

ピーナッツタンクに前後スポークホイールとホワイトリボンタイヤ、エイプハンガースタイルのハンドルにやや寝かせたフロントフォークを組み合わせることで、1970年代のカスタムカルチャーをモチーフに仕上げられています。

XL883L スーパーロー

883で唯一となるフロント18 インチ、リア17インチのホイールを装着し、車名の通り格段に低いシート高を実現。女性ライダーや小柄な方でも安心して楽しめるハーレーの最右翼となっています。17Lの燃料タンクも長距離ツーリングで強みを発揮。

XL883R

1970年代から1980年代にかけて、ハーレーがダートトラックレーサーとして手掛けていたワークスマシン、XR750を公道モデルとして再現した1台。ハーレーのワークスカラーであるオレンジを基調にチェッカーフラッグをあしらったグラフィックデザインは、根強い人気を博しています。

XL883N アイアン883

低く構えたバーハンドルや、小ぶりなタンク、タック&ロールシートといったカスタムテイストが施された人気モデル。2016年のモデルチェンジでは、日本人デザイナー ダイス・ナガオ氏によって、燃料タンクに白頭鷲のイラストを施すことで、よりアメリカらしさを感じさせるグラフィックデザインが採用されました。

   
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