【ヤマハ】SR400の特徴と魅力

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SR400イメージ

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画像引用元:https://www.photo-ac.com/main/detail/208685?title=YAMAHA%20SR

SR400の特徴

2021年3月発売のファイナルエディションをもって、正式に生産終了がアナウンスされたSR400。その最大の特徴と言えば、1978年の発売開始以来、基本設計やデザインをほぼそのままに、43年間もの間、ラインアップされ続けた希代のロングセラーモデルという点に尽きるでしょう。

ただし厳密に言えば、排ガス規制適合のために販売が一時途絶えた時期も何度かあり、また細かなモデルチェンジは数回行われてはいます。しかしながら、外観デザインは古き良き時代のオーソドックスな丸目ヘッドライトのデザイン。エンジンもシンプルな空冷2バルブ単気筒。始動方式もセルスターターを採用することなく、昔ながらのキック方式を貫き続けたというのは、特筆に値します。

それこそヤマハにとっての永遠のライバル、ホンダが手掛けるスーパーカブに次ぐ車歴の長さであり、ビジネス向け小排気量車と中型ロードモデルという違いこそあれ、ともに基本的な設計やメカニズムを踏襲し続けてきた共通点があるというのも、興味深いところではないでしょうか。

SR400の歴史

SR400は1978年の発売開始以来、車体のデザインや空冷2バルブ単気筒エンジン、キックによる始動方式といった点は踏襲され続けてきましたが、実は長い車歴の中で、何度がモデルチェンジは行われています。時系列に沿って、振り返っていきましょう。

まずは初代モデルである2H6型。500ccの兄貴分であるSR500(2J3型)と同時発売となりました。その理由は、ヤマハが1976年に発売を開始していたXT500というオフロードモデルに搭載していたエンジンを、ロードモデル用に改良したものが、SR500だったから。そして言うまでもなく、SR400は日本の免許制度に合わせて排気量をダウンさせた弟分として生まれたのです。

なお、あまり知られていませんが、デビュー翌年の1979年から1983年にかけて、SR400SPというキャストホール仕様が併売されたものの、不人気で、スポークホイール仕様に再び1本化されたという出来事も。

そして1985年、1JR型へのモデルチェンジにおいて、SR400という車種を語る上で欠かせない、驚くべき出来事が起こりました。初代から装着されていたディスクブレーキを、敢えて前時代のドラム式ブレーキに後退的に変更したのです。それに伴い、当時の広告には「進化」ならぬ「深化」というキャッチコピーが用いられました。普通のバイクであれば人気低迷につながってしまいそうですが、SR400は逆に、売り上げが大きく向上したとのこと。他の車種ではなかなかありえない事でしょう。

その後、1JR型は長きに渡って販売されたものの、実は排ガス規制の影響で1995年に一旦生産終了に。兄貴分であるSR500も21世紀を迎えることなく生産終了となりました。しかし、SRの復活を望む声は大きく、ヤマハは排ガス規制への対応として、エアインダクションシステムを搭載。また各種の保安基準強化に伴い、フロントブレーキをディスク方式へ回帰させたRH01J型へとモデルチェンジを慣行。2001年より販売が再開されました。

しかし、このRH01J型も2008年の排ガス規制をクリアできずに生産終了に。ならばとヤマハが打った次の手は、機械式キャブレターから電子式インジェクションへの変更でした。細かな部品の配置などに苦労を重ね2年の歳月を要したものの、RH03J型として2010年に発売開始。ちなみにこのインジェクション化によって、SR400ならではのキックでの始動が、よりやりやすくなったという事象もあったとのこと。

そして結果的に最後のモデルチェンジとなったのが2018年のRH16J型。年々厳しさを増す排ガス規制クリアのために、ガソリン蒸気を回収して吸気に戻すチャコールキャニスターが追加装備され、マフラーも改良タイプが装着されました。

SR400はこのRH16J型をもって生産終了となることが正式発表されましたが、その理由は2022年11月より適用される「二輪車令和2年排出ガス規制」へ適合させるためには、膨大なコストがかかってしまうためとのこと。地球環境のためではありますが、ヤマハファン、SRファンならずとも、一抹の寂しさを感じてしまいますね。

SR400の魅力

SR400は1978年の発売開始以来のロングセラーですが、実は上記の通り、幾度となく生産終了を強いられており、数年後に復活するということを繰り返してきました。バイクの世界では、排ガス規制強化に伴い、人気モデルが生産終了となってしまうことも珍しくありませんので、SR400の復活劇の繰り返しは、まさに驚異的と言ってよいでしょう。

そうしたことがまかり通ってきたのは、偏に、SR400という車種がもつ、普遍的な魅力と、それを支持するライダーが多かったということに尽きます。敢えて言ってしまえば、SR400というオートバイは、決して高性能ではなく、始動方式もキック式のみという手間のかかるもの。それにも関わらず40年以上もラインアップされ続け、復活を繰り返してきたのは、レトロでシンプルな昔ながらのオートバイらしさ、他のバイクになない味わいや存在感といったものが、支持され続けてきたからに他なりません。本当に生産終了は残念でなりませんが、SR400という存在は、オートバイ史に残る名車として、語り継がれていくことでしょう。

   
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