【MVアグスタ】スーパーヴェローチェシリーズの歴史と魅力

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【MVアグスタ】スーパーヴェローチェシリーズの歴史と魅力

スーパーヴェローチェ

スーパーヴェローチェ_sp

画像引用元:MVアグスタ公式HP(https://www.mv-agusta.jp/models-2/superveloce-800/)

2000年代以降、オートバイ業界にはいわゆる「ネオレトロ」系モデルの人気が大きく上昇しました。外眼デザインや佇まいは古き良き時代の雰囲気を再現しながら、走行性能はきちんと現代テクノロジーで仕上げられているというもの。BMWのR Nine TやヤマハのXSR900などが好例です。

そうした潮流を受け、MVアグスタが世に送り出したのが、他ならぬスーパーヴェローチェシリーズ。かつてレースの世界で絶対往生に君臨していたMVアグスタならではのDNAを巧みに反映して造り上げた車種と言ってよいでしょう。そんなスーパーヴェローチェシリーズの歴史や魅力について、紹介していきます。

スーパーヴェローチェシリーズの歴史

スーパーヴェローチェシリーズの大元となっているのは、2018年秋のミラノモーターサイクルショーに出品された「スーパーヴェローチェコンセプト」という展示車。大きな反響をもたらし、市販化へと繋がりました。改めて2020年、スタンダード仕様であるSUPERVELOCE 800が発売開始となります。

車名の「800」が示している通り、搭載しているのはスーパースポーツF3由来の800cc直列3気筒エンジン。その上で上部をロケットカウル風のデザインとしたフルカウル、丸目ヘッドライト、パイプトラスフレームという車体構成を採用。一方で、アグスタ3気筒モデル独自のマフラーレイアウトを踏襲している点も注目ポイントとなっています。

スーパーヴェローチェシリーズの魅力

かつてMVアグスタは第二次大戦後にオートバイ部門に進出し、1976年に撤退するまで、レース界の絶対王者として君臨していました。とりわけ1960年代から70年代はまさに無双状態。スーパーヴェローチェシリーズはまさに、そうした時代に活躍したMVアグスタのレーシングマシンを、現代に再現したものでした。

エンジンや足回りなどは現行モデルのF3のものを譲り受けているので、走行性能は現代でも上位のレベル。電子制御式スロットル「ライドバイワイヤー」やクイックシフター、8段階に調整可能なトラクションコントロールなどの最新装備になっています。まさにネオレトロの車輛づくりを、MVアグスタにしか出来ないやり方で実践してみせたというのが秀逸です。

スーパーヴェローチェシリーズの販売モデル

SUPERVELOCE AGO

MVアグスタのレーシングマシンを駆り、数々の栄光を打ち立てた往年の名レーシングライダー、ジャコモ・アゴスティーニの名を冠した特別仕様車。公道走行はもちろんのこと、サーキットユースを見据え、Arrow社製のレーシングマフラーやサーキット専用(公道走行不可)のECUキットなども付属しています。

SUPERVELOCE S

スタンダード仕様のSUPERVELOCE 800をベースに特別カラーと装備を施した上位モデルとして2021年に登場。ボディカラーはホワイト/ブラックの2トーンにゴールドの差し色を組み合わせたもの。シートにはブラウンのアルカンターラ(人工スエード)を用いた専用タイプが用いられており、ホイールも細身のスポークを組み合わせた独自デザインに仕上げられています。

SUPERVELOCE 800

スーパーヴェローチェシリーズのスタンダード仕様として2020年に発売開始。当初はレッド/ブラック、ホワイト/ブラックのカラーバリエーションでしたが、MVアグスタの代名詞と言えるレッド/シルバーのカラーも追加。2021年モデルでは、イエロー/シルバーのカラーも新たにラインアップされています。

   
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