【TRIUMPH】タイガーシリーズの歴史と魅力

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【TRIUMPH】タイガーシリーズの歴史と魅力

タイガー

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画像引用元:トライアンフ公式HP(https://www.triumphmotorcycles.jp/bikes/adventure/tiger-1200)

2010年代、いわゆるアドベンチャーツアラーの人気が大きく高まったのはご存知の通り。その流れを受け、ホンダはアフリカツインを復活させ、スズキはVストローム兄弟をラインアップ。もともと力を入れていたBMWのGS系モデルやKTMのアドベンチャー系などもいます。

そんなアドベンチャーツアラーの一角を成しているのが、トライアンフが手掛けるタイガーシリーズ。決してポッと出でなどではなく、トライアンフらしい歴史に裏打ちされたモデルシリーズであることは、意外とご存知ない方が多いようです。

そんなタイガーシリーズの歴史や魅力について、ご紹介しましょう。

タイガーシリーズの歴史

近年では1200ccモデルをフラッグシップとし、弟分に800ccモデルもラインアップされているタイガーシリーズですが、トライアンフの歴史でその車名が登場したのは、なんと1930年代。当時からオン・オフ双方に対応できるデュアルパーパスモデルとして手掛けてられており、実は初代ボンネビルよりも早くに誕生しています。また1973年、バイクでの世界一周を成功させたテッド・サイモンの相棒は、500ccエンジン搭載のタイガー100であったことも知られています。

その後、1980年代のタイガートレイル生産終了をもって一端ラインアップが途絶えた時期もありましたが、タイガー復活の狼煙が上がったのは1993年で、まず885ccのT400が登場。そして1999年のモデルチェンジによって、スピードトリプルのインジェクション式885cc水冷直列3気筒エンジンを搭載したT709がお目見え。以後、現在に至るまで、トライアンフのタイガーシリーズは、この1999年式T709をベースに発展していくことになります。

タイガーシリーズの魅力

現行タイガーシリーズの基礎が固まったのは1999年式のT709。その後、時代を追うことに955cc、1050cc、そして現行のフラッグシップである1215ccへと排気量を拡大。また2011年には弟分として800ccエンジン搭載のタイガー800のラインアップが開始され、2020年にはタイガー900へと発展しています。

もうひとつ、タイガーシリーズのモデルバリエーションとして見逃せないのが、スタンダード仕様とXC仕様が用意されている点。前者はキャストホイールにオンロード志向のタイヤを装備しているのに対し、後者はスポークホイールでブロックパターンタイヤのオフロードを重視した志向。さらにはタイガーをベースにオンロードスポーツ志向を高めたタイガースポーツもラインアップ。多彩なモデルバリエーションから、お望みの1台が選べるようになっています。

タイガーシリーズの主要モデル

タイガー800

2010年秋にお披露目され2011年に発売開始。当時のフラッグシップモデルであったタイガー1050の弟分という位置付けで、1050ccモデルよりは軽量で扱いやすく、それでいて800ccの大型モデルに相応しいパワーとゆとりが、バランスよく備わっています。

タイガー1050

885ccのT709の後継モデルとして2007年にフルモデルチェンジが慣行された3代目の3気筒タイガー。デザインやライディングポジションはアドベンチャーツアラー的ながら、前後17インチキャストホイールとハイグリップタイヤを装着し、オンロード志向をより高めています。

タイガースポーツ

オンロード志向を高めたタイガー1050の特性をより強調する派生兄弟モデルとして、2013年に登場。タイガー1050をベースに、スポーティさをより強調した専用デザインのカウルに片持ち式リアスイングアームを採用するなど、思い切ったスポーツモデル化が図られています。

タイガーエクスプローラー

新開発された1250ccエンジンを搭載し2012年に登場。6速ミッションとシャフトドライブ方式を組み合わせ、ライドバイワイヤやトラクションコントロール、トラクションコントロール、ABSといった装備も充実。ホイールはキャストながらフロントが19インチに大径化されています。

タイガー1200

2018年のフルモデルチェンジを受けて登場。スタンダード仕様は新たにXRという名称となり、オフロード志向重視のXCとともにラインアップされました。ちなみに日本市場に導入されたのは最上位モデルの1200XRTで、セミアクティブサス、ヒルホールドコントロール、コーナーリングライトなどが奢られています。

   
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