【カワサキ】バルカンシリーズの歴史と魅力

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【カワサキ】バルカンシリーズの歴史と魅力

バルカン

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画像引用元:株式会社カワサキモーターズHP(https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/vulcans/)

いわゆる「アメリカン」と称される、クルーザースタイルのオートバイはハーレーダビッドソンを本家としながら、その他のバイクメーカーもアメリカ市場を意識して、精力的にシリーズモデルを手掛けているのはご存知の通りです。かつてのホンダ・スティードやヤマハ・ビラーゴなどは、日本国内市場で大きな人気を博したことでも知られていますね。

そうしたなかで、カワサキが自社のクルーザータイプのモデルシリーズ名としているのが「バルカン」になります。その歴史は、1984年に北米仕様として発売されたバルカン700が元祖。以降、日本向けの400や、800や900、さらには1700や2000といった超大型クラスまで、様々な車種がラインアップされてきました。

そんなバルカンシリーズの歴史や魅力について、ご紹介していきましょう。

バルカンシリーズの歴史

国内メーカーがいわゆるアメリカンという車種を手掛けるようになったのは1970年代の後半になってからでした。ただし当初は、今で言うネイキッドに段付きシートやプルバックスタイルのハンドルを装着したもので、カワサキもそうしたモデルを「〇〇LTD」として発売していたのです。そうした流れは1980年代に入ると一変。各社ともアメリカン専用に設計した車体とエンジンを手掛けるようになっていったのです。そうしたなかでカワサキが、北米市場向けに開発し、1984年に発売されたのがバルカンシリーズ初代であるバルカン700だったのです。

それと並行し、日本国内向けには、1985年にEN400というクルーザースタイルのモデルが発売開始となりました。国内向けアメリカンとして一定の人気を博したため、1990年以降、車名が「バルカン400」に変更されることとなりました。ただしこのEN400はVツインではなくパラツインエンジン搭載モデル。その基本設計のまま1994年まで販売が続けられ、新設計のVツインエンジンを採用した2代目バルカン400を発売したのは、1995年のことでした。

ちなみに海外向けにも当時のGPZ500のパラツインエンジンを流用したモデルがバルカン500として例外的にラインアップされたこがありましたが、それらはあくまで一時的な例外。基本的にはそれ以後、バルカンシリーズはVツインエンジン搭載のクルーザースタイルのモデルとして発展していきます。排気量の数値別には、初代の700を皮切りに、750、800、900、1500、1600、1700、そしてハーレーのビッグツインを上回る2000というモデルもラインアップされた程でした。

バルカンシリーズの魅力

そもそもカワサキというブランドは、国内4メーカーのなかでも、硬派、男気といったイメージが強いのはご存知の通りです。そんなカワサキが手掛けるクルザーモデルであるバルカンシリーズもまた、本家のハーレーとも、ライバルのホンダやヤマハとも違った、独特の雰囲気を放っているというのが大きな特色。まさにカワサキ製ならではのクルーザーなのです。

その上で、本家のハーレーとは異なり、水冷エンジンを搭載しており、真夏の長距離ツーリングなどでも熱ダレやオーバーヒートのリスクは大きく軽減され、また振動による疲労なども大きく減少してくれます。

バルカンシリーズの人気モデル

バルカン400

ホンダ・スティードやヤマハ・ドラッグスターなどとしのぎを削った400ccモデル。1996年には16インチのワイドフロントタイヤやスポークホイールを装備した「バルカンクラッシック」が。1999年には1940年代風のデザインを纏った「バルカンドリフター」といった派生兄弟モデルも登場しています。

バルカン900クラシック

発売開始は2007年。ハーレーのソフテイルファミリーにも通じる、リジッドフレーム風のボディ、サドル型のシート、幅広のアップハンドルにグラマラスな燃料タンクを組み合わせています。排ガス規制の影響で国内販売が一時中断した時期もありましたが、2010年に環境規制に対応し販売が再開されました。

バルカン2000

2004年発売開始となったバルカンシリーズ史上最大、かつ当時としてはVツインエンジンを搭載したモデルとして話題となりました。177Nmという驚異的な最大トルクを3,000回転で発生させるというスペックも然り。プロジェクターランプを3つ並べたヘッドライト形状も個性を放っていました。

   
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